ゴミ部屋の片付けを整理収納アドバイザーが解説

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ごみ部屋の片付け方と手順

ゴミ部屋の片付け方や手順を、整理収納アドバイザーが丁寧に解説をしています。この記事を見れば部屋が綺麗に!片付けられない方必見の記事です。
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整理収納アドバイザーの松本です。
突然ですが、あなたはゴミ部屋を綺麗にしたいと考えていませんか?

しかし、「どんな順序で片付けたらいいのか分からない...」。

今回はそんな悩みを抱えるあなたの為に、ゴミ部屋の片付け方についてご紹介します。

もう大丈夫です。片付かない部屋はありません。

それではいってまいりましょう!

 

1.ゴミ屋敷(ゴミ部屋)とは

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ゴミ屋敷と散らかっている家の違いはなんなのでしょうか。

ゴミ屋敷には以下のようなモノが散乱しています。

・コンビニ弁当やカップ麺の容器
・お菓子の紙
・割りばし
・飲みかけのペットボトル
・中身が空っぽのティッシュの箱
・使用後のティッシュ

本来ゴミとして家から出さなければいけないモノがゴミ袋にもまとめず床などに放置されています。

また、使用したマグカップや食器、脱ぎっぱなしの下着や洋服など、汚れてしまったモノも。

きれいにして使わなければいけないモノがそのままになっているのです。

その他、散らかっている部屋との共通点としては

・床や家具の表面がゴミやモノで覆われていて見えない。
・洋服がソファやベッドに積み重なっている。
・使いもしない段ボールが積まれている。
・窓やドアを開けることができない。
・冷蔵庫の中や部屋の隅がゴミだらけ。


そんな部屋に住んでいると、毎日の生活が非活性化していきます。
プライベートも仕事もいい方向に向かっていきません。

気付いたときに、少しでも早くその生活から脱出することをおすすめします。

1番怖いのは、そんな状態が当たり前になっていくこと。

以前は「片付いてないしゴミが多い。こんな生活ではだめだ!」
と思っていたのに、気にならなくなります。

「どうせ片付かないし、まあまあ居心地もいい」。

そんな生活は普通ではありません。

ゴミと一緒に寝たり起きたり、ご飯を食べたりと、あなたはゴミと暮らす人ではありませんよね。

片付いた部屋の方が使いやすく快適な上、忘れ物も失くし物もありません。

ゴミの下には汚れやほこりが溜まっています。
ほこりにはダニ、カビ、細菌がたくさん!
ゴキブリやネズミだって汚いところが大好きです。

鉄筋アパートの2階なのにネズミが出入りしていた部屋もありました。

自分だけでなく、夏などは匂いや虫など、近隣の迷惑になることもあります。
ほぼ天井まで積まれたゴミから出火して、家事になったケースも。

このように、ゴミ屋敷には小さな規模から社会問題になるほどの部屋まであります。

さあ、片付けましょう。

 

2.一番最初にする事

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最初にすることは、「片付ける」と決心すること。
「必ず片付く」と思って始めるのがポイントです。

「絶対に片付かない…」と諦めているあなた。

もう大丈夫!1Kくらいの部屋なら、1日頑張ればかなり片付きます。
(一軒家の家全体がゴミ屋敷の場合は、ちょっと時間がかかります)

2日間あれば、掃除をしてきれいにすることも可能です。

さあ、さっそく始めましょう。

 

3.前 準 備

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始める前に準備しておきたいモノがあります。
実際にゴミ部屋の片づけの場合、私達はこんな準備をしていきます。

ごみ袋
45リットリくらいのモノがいいです。
自治体のゴミに出す場合はそれに合ったものが必要です。

作業が乗って来たとき、ごみ袋がなくて気持ちが萎えてはいけません
30枚くらいたっぷり用意してください。

ダンボール、ガムテープ
「リサイクルショップに売る」「人にあげる」「どっちも決められない」
など、仕分けをするときのためにダンボールを用意しましょう。

マスク、手袋
ゴミ部屋の場合はほこりが舞うので、マスクもしましょう。

軍手もあると便利です。ダイソーの、裏にポツポツのゴムが付いている手袋がおすすめです。

花粉用の眼鏡は埃がかなりある部屋なら、眼もガードしてくれます。

汗が大量に出るようなら、額にバンダナで汗止めガードを。

キッチン周りの水っぽいゴミ用にゴム手袋があれば気持ちよくお掃除ができます。


紐、ハサミ
新聞、雑誌、本などまとめるためにはヒモとハサミが必要です。

紙袋、マジック
あちこちから色々なモノが出てきます。
捨ててはいけないモノを入れて置く場所が必要なので、紙袋を用意しましょう。
マジックで何を入れたか書いておいてくださいね。

そんな時は紙袋で充分、マジックで何が入っているか書いておきましょう。

殺虫剤
温かくなってくると虫が出てきます。
ゴキブリなどはキッチン辺りで見ることもしばしば...。
殺虫剤は、吹き付けたときに一瞬で凍るタイプがおすすめです!

ほうきとチリトリ
100円ショップで売っているような道具で構いません。
大きなゴミを取り除いていくと、小さなほこりとゴミが出現します。
これらをまとめてゴミ袋に入れるためには、ほうきとチリトリが最適です。
ちなみに、私達は和箒を使っています。


ゴミの分別一覧表
ゴミを自治体のゴミの日に出すつもりなら、ゴミの分別一覧表は必要です。

しかし、お金を払って一般廃棄物処理業者にゴミの処理をお願いするなら、この必要はありません。
お金を払うかわりに、分別せずに引き取ってもらえます。
1Kの部屋なら1t車くらいで十分です。

片付け後、ゴミ袋が数十個も部屋にあっては気分が下がりますし、生ゴミは匂いもキツい...。
ということで、いつ業者に来てもらうのかというと、作業時間が終わるころに合わせもらいます。

作業時間
1日なら7〜8時間かかると思っていてください。
2日間なら4時間ずつでもいいしですし、頑張れば1日でもやれないことはありません。


作業人数
要る、要らない、リサイクルショップで売る、人にあげる
寄付をするなど...ジャッジをするのはあなた1人しかいません。

もし作業を手伝ってくれる人がいれば、時間はグッと早くなります。
特にゴミを分別して自分で出すのなら、分別してくれる人がいるだけで大助かりです。

「ゴミの分別をする人、掃除機や拭き掃除をしてくれる人、あなた」の3人1チームで行うのがベストです。

掃除道具
ゴミが取り除かれたところは掃除機をかけ、ほこりや汚れを取りましょう。
さらに汚いところは水拭きをします。

乾いたほこりや汚れは、不織布でできたペーパータオルがおすすめです。
安いものでじゅうぶん!そのまま、ホコリやゴミを拭ったら捨てましょう。

水拭きしたい所は、バケツに水を汲んで雑巾をジャブジャブしますか?
そんなことをしていては時間の無駄です。
5枚くらいの雑巾をあらかじめ濡らしておいて、汚れたらどんどん掃除しましょう。
床用のウエットシートもおすすめです!


水分補給と軽い食事
片付けは夏場でなくても汗をかきます。
水分補給を忘れず、休憩時間にはきちんと食事をとりましょう。
食事に時間を取られると、疲れがどっときて動きが鈍くなることもあります。
さっとお腹を満たせる「おにぎりやサンドイッチ」がピッタリです。


服装
スカートではなく、上下運動が楽ちんなジャージやパンツがおすすめ。
上は夏場でも薄いモノで長袖の方がいいかもしれません。

長年のほこりでダニもいっぱいです。
終わった後、ブツブツに湿疹が出てきたスタッフもいました。
だからこそ、長そでで肌を守るのが大切なんです。

夏場は溢れるほど汗が出てきます。
部屋のダイエットで自分も痩せられるので、一石二鳥ですよ!

そんな汗ですが、タオルを首に巻くよりも、バンダナを額に巻いたほうが汗が流れてきません。
おひさまサービスの仲間にいつも勧めるのですが、若い子はなかなかしてくれません...。

 

4.動 線 確 保

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片付はどこからやるのがいいでしょうか。

まず、ゴミ袋を出すところを決めましょう。

ベランダですか?
玄関から外に出しますか?

ゴミの通り道から片付けて、道を作っていきましょう。
出すときに避けなくてもいいように「動線確保」です。

 

5.ゴミを撤去

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ここで先ほどの『ゴミを分別するかどうか』で大きく作業スピードは
変わって来ます。

分別をしていると手が止まります。
「これは何ゴミ?」と思うほどイライラもしてきます。
これで、気分が萎えてきてやる気がなくなる方もいます。

ビン、缶、洋服、本などは比較的分別がはっきりしたゴミです。
迷いのないゴミや、ペットボトル、弁当ガラ、お菓子の袋をどんどんゴミ袋に入れていきましょう。

使ったままのカピカピになった食器はキッチンの流しに。

床に散らかったダイレクトメールやチラシなど、あきらかに捨ててもいいモノはゴミ袋に入れます。

ここまでくると、随分先が見えてきました。

 

6.洋 服

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続いては、クローゼットやタンスからはみ出し、床や家具に積み重なっている洋服に取り掛かりましょう。

洋服は「捨てる、洗う、しまう、クリーニング」に分かれます。

洗濯物は洗濯機に。
それが入りきれないなら、ビニール袋に『洗う』とマジックで書いて洗濯機の近くに置いておきます。

大量にあるのであれば、次の日コインランドリーに持って行き、一気に洗うことをおすすめします。

 

7.残った物は端から

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ここまでくれば、大きなゴミたちはゴミ袋に入れられ、洋服などは収納場所が決まったはず。

ここからは、雑貨や紙類などチマチマしたモノが目につきます。

壁の端から順に、手に触れたモノを取って「捨てるかどうか」ジャッジ!

ゴミの分別を判断できないモノが多くなってきますが、仕分けは後にしないと時間がかかってしまいます。

とりあえず「捨てるかどうか」のジャッジをして、捨てるならゴミ袋に入れましょう。

使うなら、それぞれのグループの袋にいれておきます。

例えば、シャープペンシルなら『文房具』と書いて袋に入れましょう。

ここで、注意してほしいことがあります。
ゴミ部屋の人はモノを見付けられないため、新しいモノの購入を繰り返します。

それにより、片付けたとき大量に同じモノが出てくるのです。
文房具が入れ物から溢れてきたら、思い切って減らしましょう。

片付け場所を確保するのが大変になるほどモノが多いなら、捨てて反省するのも一つの方法です。

「これは数年分のストックだ」と都合のいい言い訳をしていては、この生活の反省になりません。

いるモノか迷ったら、とりあえず「後で見る」用のダンボールに入れておきましょう。

ここで、「存在を忘れていた」モノが発掘されたとき、今後使うかを考えましょう。

必要かどうかは分かっていますよね。
必要ないんです!今まで忘れていたのですから。

使うかどうかを決めて、使うなら使用場所に置き、使わないなら処分しましょう。

ゴミ部屋は、住んでいる人それぞれの特徴が出ます。

・大量の洋服が積み重なっている。
・ペットボトルや弁当ガラ、食べ物が散乱。
・袋に入ったままの大量グッズを放置。
・チラシ、本、マンガなどの紙類が散乱。
・食器やマグカップを洗わずにカピカピ状態
・雑貨がやたらと多い

汚部屋の原因となっているモノがなくなるだけでも、かなり部屋の中は綺麗になっているはずです。

 

8.書類は後で

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紙類のジャッジは時間がかかるものです。
今見ていてはなかなか前に進みません。

ダンボールに入れて「書類」と書き、後で判断して下さい。

そろそろ疲れてきましたよね。
部屋の中のゴミをベランダに追いやり、生活スペースは確保できましたか?

 

9.決めた場所に持って行く

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使うと決めたモノは、とりあえず袋に入れて置いていましたね。
それをそれぞれの定位置に移動していきましょう。

服はクローゼットやタンス。
薬、衛生用品はリビングなどのよく使う場所。
文房具、化粧品、工具、貴重品、などは決まった引き出し。

収納場所を決めて移動していきます。

続いて、ゴミ袋は家から出しましょう。
ベランダや、ゴミ捨て場など、回収日まで置いておけるところに移動します。
本、雑誌は紐でくくって出してください。

カピカピになったコップや食器は洗って、食器棚に移動です。

 

10.ゴミ持ちこみリサイクルショップに持って行く

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片づけている最中に分けられたゴミは、自治体によっては回収無料のところも。

その他にも、一般廃棄物処理業者に持っていけば、有料で引き取ってくれます。

その日のうちに家の外に出した方がすっきり感は味わえますよ!

リサイクルショップに持って行く、コインランドーに持って行く、クリーニングに出す、人にあげる...

と、ジャッジしたものはすぐに車に積みましょう。

「またいつか」になると、結局は行かないまま、段ボールは部屋に置きっぱなし。

車に乗せ、「気が付いたとき行けるとき」に持って行くことです。

 

11.掃除機をかける

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さあ、ここまで来たら見違えるような美しさになっているはず。
床に掃除機を掛け、余力があれば水拭きもしましょう。


 

ま と め
いかがでしたか?
ゴミ部屋の片付けで1番大切なことは『片付ける』と決めることです。

手に取ったら元凶のゴミをひたすら袋に入れる。
それを繰り返せば、どんな部屋でも片付かない部屋はありません。

1人では無理だと思ったら、「整理収納アドバイザー」を呼んでください。
早く確実な方法で片付けてくれます。

使うと決めたモノの場所まで同時に決めてくれますよ。

長い間片付けで悩んでいたのなら、人に頼んだ方が早いです。
「ゴミ部屋を片付けたい!」と思っているなら、すぐに叶えられます。

健康、人間関係、仕事の悩みなど...すぐに解決することはありません。
お金を払って解決することも出来ない事ばかり。

しかし、片付けに限っては、すぐにでも実現できることなのです。

さあ、片付けましょう。
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